デザインの力でよみがえる、木工のまち、鹿沼
栃木県鹿沼市は、良質な日光材に恵まれ、400年近く続く木工のまち。
1636年の日光東照宮造営の際、
全国から優秀な職人が鹿沼に集められたことが始まりとされている。
江戸時代からの伝統を受け継ぐ〈鹿沼ぶっつけ秋祭り〉は、
木工技術の粋がこめられた彫刻屋台(山車のようなもの)がまち中を練り歩き、
多くの観光客を集めている。
そんな伝統ある鹿沼の木工業も、全国的な例に漏れず疲弊していた。
「バブル崩壊後、大きな企業からつぶれていきました。
地元の木工が、衰退どころか、