日本酒の消費量は、ピークだった1973年の176万6000キロリットルから、2011年には60万3000キロリットルに。3分の1にまで落ち込んでしまいました。それでも今、古くから日本人が飲んできた「日本酒」の文化を守ろうと、新たな動きが生まれています。
このたび東京・浅草にオープンした「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」は、セルフ立ち飲みの日本酒バー。時間制限はなし、3,000円(税別)の料金で、自由に好きなだけ飲み比べられます。なんと、取り揃えているのは、全国各地の日本酒が常時約100種類。仕入れる銘柄は、家族または少人数で手造りで丹精込めて造っている蔵元のお酒に限定。表舞台には出てこない美味しい日本酒を厳選し、全て蔵元から直接仕入れているんです。また浅草は外国人のお客さまが多い土地柄だけに、国籍を超えて、日本を代表する文化「SAKE」を楽しんでもらうことを目指しています。
ちなみに「KURAND SAKE MARKET」では、料理は自由に持ち込み可能。1号店の「池袋店」では都内各地の商店街とタイアップし、全国から蔵元を招いての日本酒飲み歩きイベントも開催しているのだそう。日本酒マニアの方から初心者の方まで、お気軽に訪れみてはいかがでしょう。
浅草店
住所〒111-0032 東京都台東区浅草1-43-10 レクス浅草B1階
電話番号:03-6802-8442
池袋店
住所〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-27-3 s&kビル4F
電話番号:03-6912-6686
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員、white-screen.jpライター、A4Aコーディネーターなどを経て現在フリーランスのライター/エディター。FITC Japanese Ambassadorなど、海外と日本のデジタル・クリエイティブを繋げるための活動も行う。
https://twitter.com/akiko_saito