東京で初の〈小豆島カメラ〉写真展開催中!
島の友人たちとともに、島での暮らしを撮影し発信している〈小豆島カメラ〉の活動。ちょうど2年前に動き始めて、チームを結成したのがその3か月後。2014年4月からは毎日小豆島のいまの写真を発信してきて、あっというまに1年半が過ぎました。
そして今年の秋、初の東京進出!(笑)小豆島カメラの写真展をオリンパスプラザ東京で開催することになりました。
小豆島カメラ、東京での初の写真展開催。
写真展のオープニングイベントとしてトークとマーケットを開催。
10月23日から写真展が始まり、その翌日10月24日にオープニングイベントとして、トークイベントと〈小豆島食べたいMarket〉を行いました。当日は小豆島カメラメンバー4人と、マーケット担当としてHOMEMAKERSも一緒に朝イチのフェリーに乗っていざ東京へ!
小豆島と東京。近いようで遠い。一番速い移動手段は飛行機で、去年くらいから成田空港と高松空港をLCCが結ぶようになり、時間があえばそれを利用するのがコスト的にも時間的にもベスト。その日は14時からトークイベントが予定されていたのですが、朝5時半発のフェリーに乗って、新幹線を利用して、新宿についたのがお昼過ぎ。移動だけでまるっと半日かかります。ま、でも半日移動すると時間の流れも風景もまったく違う別世界です。
島からオリーブの枝を持って電車に乗り込みました。
岡山から東京まで新幹線でまるっと3時間。
たった1日だけれども、その1日でどうやったら小豆島のこと、小豆島カメラのことを伝えられるか、そして小豆島に行きたくなってもらえるか。今回のトークイベントでは「写真で地域を伝えること」と題して、私たちがいままでしてきた活動とこの2年間でどんなふうに写真が変わっていったかを、写真家のMOTOKOさん、オリンパス株式会社の小川治男さんとお話しました。そしてトークイベントのすぐとなりで、小豆島の「食べたい!」をずらりと並べて、1日限りのマーケット。
2年前の写真と比較しながら変化をみるのはなかなかおもしろかった。
写真家のMOTOKOさん(写真右)と一緒に。
オリンパス株式会社の小川治男さんが、ひとつひとつの写真にコメントしてくださいました。
小豆島カメラを影で支えてくれてるたくちゃん(夫)も急きょトーク。
その日別のイベントで東京に来ていたデザイナーのFURIKAKEさんも駆けつけてくれました。小豆島カメラの素敵なカメラストラップをつくってくれています。
写真とマーケットというのはすごく相性がいいんだなと今回思いました。写真があることで、「あー、こんな景色のなかでつくられているんだ、こんな人がつくってるんだ」というのが自然と伝わる。そして、マーケットはその場に賑わいを生み出してくれる。そこは東京なんだけど、全然アウェイ感はなくて、小豆島の空気があったような気がします。
たくさんの方がマーケットに立ち寄ってくださいました。
いろは(娘)も一緒に参加。
東京でも小豆島。たまたまほかの用事で東京に来ていた島の友人たちと一緒に。
写真と島のおいしいものを通して、小豆島を伝える、自分の暮らす地域を伝える。とても楽しい1日でした。
オリンパスプラザ東京での小豆島カメラ写真展は、11月4日まで開催しています。また11月2日には、たびたび地方での暮らしや活動を特集している雑誌『ソトコト』編集長の指出一正さんと写真家MOTOKOさんのトークイベントが、今回の写真展の締めとして行われます。ぜひ足を運んでみてください。
information
HOMEMAKERS
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
credit
撮影:菅野幸男(オリンパス株式会社)、MOTOKO、小豆島カメラ