静岡県の伊豆半島は、本州で唯一フィリピン海プレートの上にあり、かつては南洋にあった火山島や海底火山の集まり。その火山活動や地殻変動によって出来た大地を楽しむことができる〈伊豆半島ジオパーク〉は、日本ジオパークのひとつに数えられる名所。
これまで世界ジオパークネットワークへの加盟に向けて頑張っていたのですが、4年に1回行われる認定では、惜しくも認定ならず…!実は地元は溶岩そっくりの砂糖菓子〈食べる溶岩 ジオロック〉がおみやげ品として販売されているのですが、、、
これが〈食べる溶岩 ジオロック〉!お値段は350円(税込)
〈食べる溶岩 ジオロック〉パッケージ
認定ならずだった今回の結果にめげずに、ジオパークを更に盛り上げようと、富士宮東高の生徒たちが〈食べる溶岩 ジオロック〉を使って〈破壊怪獣ジオロック〉を作りました。
芸術コースの生徒達というだけあって、かなりリアルな出来です。2016年4月2日(土)に伊豆半島ジオパークの中央拠点となる〈伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリア〉がオープンするのにあわせ、〈長泉町 ジオパークビジターセンター〉等にて順次展示されます。
破壊怪獣ジオロック
〈FCW(フリーランス・クリエーター・ウーマン)〉
この〈破壊怪獣ジオロック〉の仕掛け人は、静岡県東部を中心に組織された、女性クリエイター集団の〈FCW(フリーランス・クリエーター・ウーマン)〉。地元で子育てしながらフリーランスのデザイナーとして活動する女性5人が作ったチームです。こどもが体調不良など、突然のアクシデントのときはお互いにフォローしあって、働く環境を整えていくのだそう。〈破壊怪獣ジオロック〉webサイトの企画・制作も、FCWが手がけています。
ジオロックで作ったジオポイントの割狐塚神社
マグマに浮かぶジオロック
〈食べる溶岩 ジオロック〉は、現在、伊豆市観光協会 修善寺駅観光案内所、ながいずみ観光交流協会、伊豆市 道の駅 天城越え、セブン-イレブン長泉町本宿店等で販売中。ゴリゴリとした食感、口のなかに広がる甘み…でも見た目は完全に溶岩!というジオロック、ジオパークのお土産にいかがでしょう。コロカルで以前ご紹介した『ジオガシ旅行団』の記事も合わせてどうぞ!
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食べる溶岩 ジオロック
writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
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