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京都の新たなコワーキングスペース「MTR KYOTO」が10月オープン

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クリエイター向けコワーキング施設「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」が2015年10月、京都市下京区にオープンします。

手がけるのは、日本初のデジタルものづくりカフェ「FabCafe」の運営など、これまでにさまざまなデザインやクリエーションを展開してきた、株式会社ロフトワークです。コロカルでも先日、連載「ローカルビジネス・スタディ」がスタートしたばかり。

この「MTRL KYOTO」は、国内外から集めたユニークな素材(マテリアル)と、個人では購入が難しい、3Dプリンターやレーザーカッターといった高額なデジタル機器を常設しています。

物件は、明治時代に印刷工場として誕生し、その後、家具店として使われてきた、築110年の3階建て一軒家をリノベーションした建物です。

1階ラウンジでは、1分10円から手軽に利用できる「ドロップイン型コワーキングサービス」として場を提供。個人作業はもちろんグループでの利用もでき、デザイン制作や電子工作などのクリエイティブワークにも適した150平米の多目的ワークスペースとなります。

また、キッチン付カウンターが設けられ、日中は「FabCafe Tokyo」でも取り扱われているスペシャルティコーヒーを楽しめたり、夜になれば、クリエイターたちが交流するバーとしても機能します。

2階は、クリエイターのアイデアソースや試作の素材となるようなさまざまなマテリアルを収集し、展示販売も行われます。飛騨紙や北山丸太といった伝統的素材から、電子部品や化学材料などの最新テクノロジー素材まで、利用者はさまざまなマテリアルに触れることができるそうです。

こちらの画像はトークイベントのイメージ写真です。

トークセッション、ワークショップ、ビジネスセミナー、宿泊型のプロジェクトや、クリエイターの作品展示会など、各種イベントも行われます。さらに、2F和室スペースを使った、海外クリエイター層に向けた宿泊サービスも予定しているのだそうです。

伝統的な技術や製品、職人を有しながら、最先端技術を駆使したプロダクトを生み出す、新旧様々な文化が混在し、普段から多くの外国人が訪れる街・京都だからこそ、この新スペースの活用の幅が期待されるでしょう。

京都で活動するクリエイターはもちろん、法人から団体、そして海外からの旅行者まで、クリエイティブな仕事環境を必要とするすべての人が手軽に利用できるコワーキングスペースとなりそうです。

■ MTRL KYOTO

日程:2015年10月オープン予定

場所:京都河原町五条(京都市下京区)

http://mtrl.net

writer profile

Takatoshi Takebe

武部敬俊

たけべ・たかとし●岐阜出身。名古屋在住。出版/編集職に従事した後、ひとりで雑誌“THISIS(NOT)MAGAZINE”を制作・出版。多数のイベントを企画制作しつつ、現在は“LIVERARY”というウェブマガジンを日々更新/精進しています。押忍!
http://liverary-mag.com/

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